メリットだけじゃない!テレワークで注意すべきこと。
コラム
2019.11.30


テレワークは家事や育児、介護とも両立できる新しい働き方のカタチ。メリットが多いように思えるテレワークですが、はじめる際には気をつけなければいけないポイントもあります。
ここでは、わたしの体験にもとづくテレワークの「メリット・デメリット・注意点」を解説していきます。
ここでは、わたしの体験にもとづくテレワークの「メリット・デメリット・注意点」を解説していきます。
テレワークのメリット
●労働生産性の向上
通勤など無駄な時間を省いた分を作業にあてられるため、労働生産性が向上します。通勤ラッシュで体力を消耗しなくていいのも嬉しいですね。また、自宅やコワーキングスペースなど、自分が仕事をしやすい環境を作って作業できるのも魅力です。
●理想のワークバランスの実現
勤務時間や場所にとらわれず育児や家事との両立もしやすくなります。出社する日は家事を減らし、テレワークの日は家事を多めにする、など使い分けることもできます。生活に合わせたスケジュールを組むことでゆとりが作れます。


テレワークのデメリット
●自律性に依存する
生産性を維持するにはある程度の自律性が必要です。自己管理ができないと、スケジュールに無理が生じ、健康を害して生産性が下がることがあります。
●コミュニケーションが不足する
疑問を質問してもリアルタイムで返ってこないことがあります。説明もネットや電話を通じて行うため指示が間違って伝わることも。コミュニケーションに手間取ると生産性にも影響します。
●セキュリティ面での不安
個人の端末や公衆のWi-Fiを使うと、機密情報を抜き取られることがあります。


テレワークを始める際の注意点
テレワークを始める場合、いくつかの注意点があります。ここでは、その中から「労務管理」と「セキュリティ」について解説します。
1.労務管理について
個人で作業するテレワークでは高い自律性が求められます。特に自営型テレワークの方は、決まった時間、必ず作業できるようにする工夫が必要です。
雇用型テレワークの方は、勤務時間や労務管理について、会社と事前によく相談して決めましょう。雇用型の場合は、例えば次のような方法があります。
雇用型テレワークの方は、勤務時間や労務管理について、会社と事前によく相談して決めましょう。雇用型の場合は、例えば次のような方法があります。
●フレックス制
始業及び、就業時間を労働者が決められます。(例えば7時から11時まで働き、そこから家事をして14時から18時まで作業をするなど)
●みなし労働時間制
実際にテレワークを行っていると、勤務時間中であっても時間通りに勤務しているとは限らない時間がでてきます。そんな場合でも実際に働いた時間を厳密に算定せずに、一定時間働いたものとみなして管理する方法です。
どちらにしても「信頼」が大切であり、信頼を得るためには「成果」と「実績」が重要です。
どちらにしても「信頼」が大切であり、信頼を得るためには「成果」と「実績」が重要です。
2.セキュリティについて
テレワークでは以下、2つの点に気をつけましょう。
●身元が不明のWi-Fiにはつながない
公衆Wi-FIにはセキュリティが不十分なものや、悪意を持った第三者が偽のWi-Fiスポットを設置することもあります。そこから機密データを抜かれて漏洩(ろうえい)することがあります。
●私物端末を使う場合は十分なセキュリティ対策を
私用端末を使う場合は、会社側と相談するか、自営型テレワークの場合は自主的にセキュリティ対策を施すのがおすすめです。仕事に対する責任感にもつながります。


テレワークで理想のライフバランスを実現しよう
テレワークは理想のライフバランスが実現できる新しい働き方です。家事や育児との両立や、仕事とプライベートのバランスを自分でマネジメントできます。
反面、高い自律性が求められる他、機密情報を扱ったりするため、安心して作業できる環境作りが欠かせません。ただ、それさえできれば、理想のライフバランスを実現する強い味方になってくれますよ。